【消しゴムフィギュア塗装】丸越デカ消しのウルトラマン&ゼットンを水性アクリルで筆塗り#1262
1980年代の丸越製「デカ消し」ウルトラマンとゼットンを、水性アクリル塗料でフリーハンド筆塗り。煮沸・ベンジンによる下処理から塗装、完成までを紹介します。
1980年代の丸越製「デカ消し」ウルトラマン&ゼットンを塗装
今回は、1980年代に発売された丸越製の「デカ消し」から、初代ウルトラマンとゼットンを水性アクリル塗料でフリーハンド筆塗りしていきます。
高さ約9cmの大きな消しゴムフィギュアで、現在のフィギュアとは違った、当時ならではの懐かしい造形が魅力です。
今回のウルトラマンは「リアルタイプA型」。付属していたミニブックを見ると、ウルトラマンと怪獣9体の全10体がラインナップされています。バルタン星人、ゴモラ、レッドキングなど、初代ウルトラマンを代表する怪獣が揃ったシリーズです。
塗装前の下処理
消しゴムフィギュアを塗装する前に、まず下準備を行います。
①煮沸して表面の汚れや油分を落とし、必要に応じて素体の形を整えます。
②ベンジンに浸けて、消しゴム素材に含まれる可塑剤を抜き出します。
③最後に「Mr.スーパークリア つや消し」を吹き、塗料が乗りやすいマットな下地を作ります。
この下処理をしておくことで、古い消しゴムフィギュアでも塗装しやすくなります。
ウルトラマンを筆塗り
まずはモデルカラーのホワイトグレーで下地を作ります。少しグレーがかった色なので、隠ぺい力もあり、今回の塗装では使いやすい下地になりました。
赤い部分にはゲームカラーのブラッディレッドを使用。落ち着いた赤なので、ウルトラマンのボディカラーにもよく合います。
続いてシルバーを塗り分けます。赤とシルバーの境界部分は少し手間がかかりましたが、下地が効いていたため、発色は良好でした。
細部にはモデルカラーのガンメタル、アイスイエロー、アンドレアブルーを使用。最後にナルンオイルを薄めてフェイスや手などに染め塗りし、陰影を加えました。
ゼットンを筆塗り
ゼットンもホワイトグレーを下地に使用。今回の個体は、ウルトラマンよりも素体に赤みがあるように感じました。
下地をしっかり乾燥させた後、ゲームカラーのブラックで頭部や背中、手足などを塗装します。
続いて背中の模様や手足にホワイトグレーを重ね、黄色の部分にはゲームカラーのゴールドイエローを使用しました。
塗料にはウォーハンマーカラーのテクニカル、ラーミアンメディウムも使用。少量を加えることで塗料の伸びや筆運びを調整し、筆ムラを抑えながら均一に色を乗せるよう工夫しています。
最後に頭部の角をガンメタルで仕上げました。
使用した塗料と筆
塗料は水性アクリルのファレホをメインに、ウォーハンマーカラーを組み合わせています。
下地にはブラシ、細かな色分けには模型塗装用の面相筆を1本使用。塗装時間は2体合わせて約70分でした。
仕上げにはボデーペンクリアを薄く吹いています。
塗装後のレビュー
ゼットンは黒・黄色・白という明確な色分けなので、乾燥を待ちながら順番に塗っていけば、比較的塗りやすいフィギュアでした。
一方、ウルトラマンは赤とシルバーの塗り分けに少し苦戦。それでも、モールドがしっかりしているため、フリーハンド筆塗りでも何とか形にすることができました。
何より、塗装前は昔ながらの消しゴムフィギュアだった2体が、色を入れることで初代ウルトラマンとゼットンらしい姿に大きく変化したのが印象的です。
今回は、丸越製の懐かしい「デカ消し」ウルトラマンとゼットンを、水性アクリル塗料で筆塗りしました。1980年代の当時物フィギュアを、現在の塗料と技法で蘇らせるのも、消しゴムフィギュア塗装の楽しみの一つです。