ドラ消し「アルティメット孫悟飯」を筆塗りリペイント|ドラゴンボールZ PART28・当時物を水性アクリル塗装#1256
1995年発売の当時物「ドラゴンボールZ ドラ消し PART28」から、アルティメット孫悟飯をフリーハンド筆塗りでリペイント。ファレホやウォーハンマーカラーを使った下処理から完成までの塗装工程を紹介します。
当時物ドラ消し「アルティメット孫悟飯」をリペイント
今回は、懐かしい**ドラゴンボールZの消しゴムフィギュア「ドラ消し」**を水性アクリル塗料でリペイントします。
題材は、1995年に発売されたドラゴンボールZ ドラ消し PART28のアルティメット孫悟飯です。老界王神の儀式によって潜在能力を引き出された、黒髪の悟飯を立体化した当時物のドラ消しです。
今回は、塗料を使った色分けをすべてフリーハンドの筆塗りで仕上げていきます。
ドラゴンボールZ ドラ消し PART28のブックレット
こちらは当時物のドラゴンボールZドラ消し PART28に付属していたブックレットです。
裏面は一色刷りになっており、PART28に収録された全14種類のラインナップが掲載されています。
表面にはヘッダーと、色分けされたドラ消しのキャラクター紹介が掲載されています。魔人ブウ編のキャラクターが中心で、孫悟空やベジータ、グレートサイヤマンなど、当時のストーリーに登場したキャラクターがラインナップされています。
こうしたブックレットも、現在では当時のドラ消しを知ることができる貴重な資料のひとつです。
塗装前のアルティメット孫悟飯
塗装前の状態を確認します。
今回のドラ消しはペールオレンジ系の成型色で、保管状態も良く、目立った傷や汚れもほとんどありませんでした。
造形サイズはドラ消しとして標準的な小型サイズです。フロントビューとリアビューを確認すると、左手は握りこぶし、右手は開き手になったポージングです。
今回は比較的状態が良かったため、下処理から塗装まで進めやすい個体でした。
ドラ消し塗装前の下処理
消しゴムフィギュアを塗装する場合、いきなり塗料を塗るのではなく、まず下処理を行います。
基本的には、煮沸して表面のホコリや油分を落とし、必要に応じて自立しやすいように形を整えます。
その後、ベンジン漬けによる処理を行い、可塑剤などの影響をできるだけ抑えます。
最後にMr.スーパークリア つや消しを薄く吹き付け、塗料が乗りやすいマットな下地を作りました。
ファレホで下地塗装
まずはファレホ Model Color ホワイトグレーを下地として使用します。
水で少し薄め、平筆で薄く塗り広げていきます。これは仕上げの色ではなく、その後に塗る各カラーの発色と定着を安定させるためのベースです。
4cm程度のドラ消しなら、下地塗装は2~3分ほどで完了します。
各カラーをフリーハンドで塗り分け
脚部やブーツのラインには、Game Color ブラッディレッドを使用しました。
鮮やかさを残しながら少し深みのある赤色で、小さなフィギュアの塗装にも使いやすいカラーです。
肌部分にはModel Color ベーシックスキントーンを使用。フェイスや首、腕などの露出部分を塗り分けます。
肌色は一度で厚く塗るのではなく、水で薄めながら3回程度に分けて重ねると、筆ムラを抑えながらきれいに仕上げやすくなります。
アンダーウェア、リストバンド、ブーツにはModel Color ブルー、眉と頭髪にはGame Color ブラックを使用しました。
さらにブーツの細かな部分にはGame Color ゴールドイエローを入れています。今回の中でも特に細かい塗り分けになりました。
オレンジ部分にはGame Color オレンジファイアを使用。明るく鮮やかなオレンジで、ドラゴンボール系フィギュアの塗装にも使いやすいカラーです。
細部の書き込みとスミ入れ
細部の仕上げには、マービー フォードローイング 0.02mm ダークブラウンを使用しました。
目や顔周り、髪、衣装、腕や脚の筋肉部分などに細かなラインを書き加え、立体感を引き締めています。
塗料の希釈には、必要に応じて**ウォーハンマーカラーのテクニカル「ラーミアンメディウム」**も使用しました。塗料の濃度を調整しながら、色の成分を活かして薄く重ねたいときに便利なアイテムです。
台座は少し汚れが目立っていたため、スターランド・バトルマイアを使って上塗りしました。
約60分でアルティメット孫悟飯が完成
今回使用した塗料は、メインにファレホの水性アクリル塗料、仕上げや台座などにウォーハンマーカラーを使用しました。
筆は基本的に模型塗装用の面相筆を使用し、塗装時間は約60分です。
完全乾燥後には超極細マーカーで細部を書き込み、最後にボデーペンクリアを薄く吹き付けてフィニッシュしました。
塗装後のレビュー
今回は、ファレホによる色分け塗装と、完全乾燥後の超極細マーカーによる細部の書き込みという2段階で仕上げました。
細かな塗り分けはありますが、全体的にはシンプルなカラー構成なので、ドラ消しの筆塗りリペイントとしては比較的難易度の低い一体だったと思います。
小さな当時物の消しゴムフィギュアでも、下処理をしっかり行い、水性アクリル塗料を薄く重ねていくことで、かなり印象を変えることができます。
今回は、ドラゴンボールZ ドラ消し PART28のアルティメット孫悟飯を、ファレホとウォーハンマーカラーでフリーハンド筆塗りリペイントしました。
当時物ドラ消しならではの懐かしい造形を残しながら、現在の模型塗装でどこまで仕上げられるのかを楽しむ、昭和・平成レトロ玩具のリペイントです。