キンケシ改造キット「2000万パワーズ」モンゴルマンを水性アクリルでフリーハンド塗装!#1260
当時物のバンダイ製「闘魂改造キット」から、2000万パワーズのモンゴルマンを水性アクリル塗料でリペイント。煮沸・可塑剤抜きから、初代アニメカラーの色分け、仕上げまでを紹介します。
当時物「闘魂改造キット」のモンゴルマンを塗装
今回は消しゴムフィギュアの塗装です。題材は、懐かしのキンケシ。
2000万パワーズのタッグチームとして、前回のバッファローマンに続き、今回はモンゴルマンを水性アクリル塗料でフリーハンド筆塗りしていきます。
今回のキットは、バンダイ製のいわゆる「デカ消し」。商品としては「闘魂改造キット」というパッケージで販売されていた当時物です。「ザ・ダメージ」のパート2に収録されたバッファローマンとモンゴルマンのセットで、接着剤やシールなども付属したキン消し改造キットでした。
バンダイ製デカ消しは、グレートマッスルより小さく、丸越製デカ消しより大きい独特のサイズ感が特徴です。背中にある「BANDAI」の刻印も、見分けるポイントになります。
塗装前に消しゴムフィギュアを下処理
塗装前には、まずフィギュアの下準備を行います。
①煮沸して熱を加え、表面の埃や油分を落としながら、素体が自立するように整形します。
②ベンジンに浸け込み、塩ビを柔らかくする可塑剤を抜き出します。
③最後に「Mr.スーパークリア つや消し」を吹き付け、マットな下地を作ります。
この下処理をしておくことで、塗料を乗せやすくし、筆塗りしやすい状態に整えます。
ホワイトグレーで全体を下地塗装
まずはファレホ Model Colorの「ホワイトグレー」で全体を下塗りしました。
今回のバンダイ製デカ消しはペールオレンジの成型色なので、明るい色を塗る部分を中心に、しっかりと下地を作っています。
ホワイトグレーは真っ白より少しグレーがかった落ち着いた明るい色で、白系カラーの下地としても使いやすい色です。
モンゴルマンの肌色を塗装
ボディにはModel Colorの「ベーシックスキントーン」を使用しました。
前回のバッファローマンに使った「フラットフレッシュ」よりも明るく、赤みが強すぎない標準的な肌色です。モンゴルマンの肌のベースカラーとして使いやすい色だと感じました。
塗料にはウォーハンマーカラーの「ラーミアンメディウム」を加え、薄めながら何度か重ね塗り。塗料の色味を保ちながら粘度を調整し、なるべくムラにならないように塗装しています。
初代アニメカラーの赤を塗装
今回のモンゴルマンは、初代アニメカラーをイメージして仕上げます。
メインとなる赤には、ファレホ Game Colorの「ブラッディレッド」を使用しました。
鮮やかさを持ちながら深みのある赤で、キャラクター模型の衣装や装甲などにも使いやすいカラーです。
2000万パワーズのアーマーをはじめ、シューズ、フェイスの模様、辮髪の結い紐などに使用しました。
ブラックとグリーンで細部を色分け
黒い部分にはGame Colorの「ブラック」を使用。
肩アーマーの「闘」の文字や縁取り、頭髪などを塗り分けました。
下半身のスウェットパンツにはModel Colorの「ライムグリーン」を使用。今回の塗装では最も面積の大きいカラーです。
さらにフェイスの模様やアーマーのバンドには、Game Colorの「ダークグリーン」を使用しました。ライムグリーンとの色差が出ることで、細かなディテールも見やすくなります。
目にはGame Colorの「スクイッドピンク」を使用。鮮やかすぎない落ち着いたピンクなので、モンゴルマンの瞳にも合わせやすいカラーでした。
重ね塗りと極細マーカーでディテールアップ
足元のシューズには、下地にも使用したホワイトグレーを上塗りしました。下地ができていたため、比較的スムーズに発色させることができました。
その後、肌色やライムグリーンを補色的に重ね、はみ出しや塗りの甘い部分を修正しています。
最後にMarvy for Drawingの0.02mm、0.03mmマーカーを使って、目元やフェイス、ボディの筋肉のシャドウなどを細かく描き込みました。
使用塗料と塗装時間
今回の塗装は、水性アクリルのファレホをメインに、ウォーハンマーカラーも一部使用しました。
使用した筆は模型塗装用の面相筆1本。細かな色分けも、できるだけフリーハンドで仕上げています。
塗装時間は約70分でした。
仕上げにはボデーペンクリアを薄く吹き付けています。本来は車用のトップコートですが、消しゴムフィギュアの仕上げにも相性がよく、薄くサッと吹くことで全体を整えました。
完成したモンゴルマンをレビュー
塗装後は、初代アニメカラーらしい赤いアーマーが印象的なモンゴルマンになりました。
サイズの大きなデカ消しなので、細かな部分まで塗り分けるのはなかなか大変でしたが、今回は比較的ムラを抑えて仕上げることができました。
モンゴルマンはレギュラーサイズのキンケシでもデカ消しでも、顔や筋肉などの表現が難しいキャラクターです。それでも瞳やフェイスの模様までしっかり描き込むと、レトロフィギュアならではの存在感が出てきます。
そして最後は、前回塗装したバッファローマンと並べて2000万パワーズが完成。
当時物のバンダイ製デカ消し「闘魂改造キット」から、モンゴルマンを水性アクリル塗料でフリーハンド筆塗りしてみました。
懐かしいキンケシを自分の手で塗り直すと、当時のフィギュアがまた違った魅力を持って蘇るのが楽しいところです。