【消しゴム塗装】天聖界危機編・水かける蔵王を彩る 1987年当時物ビックリマンのリペイント#765
1987年発売のビックリマン消しゴム「水かける蔵王」を、シタデルカラー&ファレホを使ってフリーハンドで丁寧にリペイント。昭和レトロな魅力を現代の筆で鮮やかに蘇らせた制作工程やカラー解説を紹介します。
塗装の動画
✅ ポイント1:1987年発売の当時物ビックリマンを丁寧にリペイント
昭和レトロの貴重な消しゴムフィギュア「水かける蔵王」を、丁寧な下処理と筆塗りで蘇らせた点が魅力。オリジナルの質感を残しつつ、現代の塗料で新しい魅力を付与しています。
✅ ポイント2:水性アクリル塗料(シタデル&ファレホ)を使った実践的な塗装工程
煮沸・可塑剤抜き・下地処理から始まり、使用したカラーの組み合わせや塗り方まで、実際の手順が具体的に公開されており、リペイントの参考になる内容です。
✅ ポイント3:キャラクター性と世界観を意識した色選び
天聖界キャラに合わせた台座の青、蔵王らしいライトグレーのボディ、柄杓や装飾の配色など、世界観を踏まえた色の選びが記事の読みどころになっています。
可塑剤を抜く塗装前の下処理
この水かける蔵王の消しゴムは1987年にセット販売されたものの一つ、こちらのシールは、ビックリマンチョコ第1弾No.11、当時物です
天聖界のキャラクターを集めた今回の消しゴムセットは1987年に発売されたもので、今回の水かける蔵王をはじめ、次界を目指した若神子たち天使シールで登場したキャラクターもたくさんラインナップされていました
ペイントする消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れはあるものの、キズなどはない良好な保管状態の消しゴムでした。
いつも通りの下処理から作業を進めました
消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います
煮沸して表面の埃や、余計な油分を落とす
ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く
乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます
まずはファレホのゲームカラー、ブラックです
目と口は掘られたモールド状態。流しいれるように塗りこみました
ボディ全体を白でベース塗装です
水で溶いて薄く。ファレホのゲームカラーでデッドホワイトです
このあと塗るライトグレーのカラーが色乗りしやすいようにサーっと塗りました
同じように台座にするプレートの下地としても塗りました
下地が完全乾燥したのち、ボディのカラーは、お地蔵さんのイメージ。
シタデルカラーのBASE、セレストラグレイです
本来は強い隠ぺい力を持った塗料なのですが、さすがに面積が広いので、下地の白を入れましたがこれが功を奏しました
一発で色がうまく乗りました
シタデルカラーのBASE、カレドールスカイ
台座プレートの上塗りとして使いました
天聖界の天使キャラの台座の色は、この青で統一しています
背中に取り付けた柄杓はファレホのゲームカラー、レザーブラウンで塗りました
こちらも粘性高い隠ぺい力の強い塗料
一発で発色しました
腰部に付いたマークには黄色
シタデルカラーのBASE、アヴァーランドサンセットを塗りました
同じく装飾で、頭部の赤にはファレホのゲームカラー、ブラッディレッドを塗りました
塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました
筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、平筆・刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました
この塗装で用いた塗料はこちら
塗装にかかった時間は約40分でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます
台座をつけて、塗装後です
まとめ~あわせて読みたい記事
ということで今回は、当時物、ビックリマンの消しゴム、聖之壱、天聖界のキャラクターで水かける蔵王、水性アクリル塗料でペイントしました
今回の水かける蔵王は、みずみずしいパワーで悪を洗い流してしまう天使。
大抵の悪魔はザンゲンポンと負けちゃうけど、だめなら水かけ論殺法だぞ
ビックリマンチョコ第1弾No.11。天使シールで登場しました
ちなみに第1弾No.11の悪魔は、男魔ザンゲ。
お守りは「お祈り神父」でした
◆ビックリマンのTOPIXの記事