【当時物キン消しを塗ろう】レギュラーサイズ・パート2 キン肉スグル(戦闘服Ver.)を水性アクリルでペイント!#1025

2025年10月9日

1980年代の当時物「キン肉マン」消しゴム人形・パート2より、戦闘服スタイルのキン肉スグルを筆塗りリペイント。ファレホ&シタデルカラーを使った水性アクリル塗装の工程を詳しく紹介します。

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当時物キン消し・パート2の主役!キン肉スグルを塗装

今回は、レギュラーサイズの「当時物キン消し」パート2から、主人公・キン肉スグル(戦闘服スタイル)をペイントしました。
いつものように水性アクリル塗料(ファレホ&シタデルカラー)を使用しています。

この弾はラインナップが豊富で、モンゴルマンジェシー・メイビアといった人気の正義超人も多数登場。
当時のパッケージにはブックレットも同梱されており、コレクション性の高いシリーズでした。


塗装前の状態と造形の特徴

塗装前のキン消しは、多少の経年変化はあるものの、汚れや損傷も少ない良好な状態。
サイズは約4cmのレギュラーサイズで、初期キン消し特有のずんぐりしたフォルムが魅力です。
造形はしっかりしており、自立も安定していました。


下処理の工程|キン消しを塗装する前の準備

キン消し塗装では、ゴム素材の特性上、下処理がとても重要です。
今回も以下の手順で進めました。

1. 煮沸で形を整える

お湯で煮沸してゴムを柔らかくし、歪みを修正。表面の油分やホコリを除去します。

2. ベンジン漬け込み

一晩~2日ほどベンジンに漬け込み、可塑剤を抜いて塗料の密着を高めます。

3. 下地コート

乾燥後、Mr.スーパークリア つや消しを全体に吹き付けて塗装下地を整えました。


水性アクリル塗料での筆塗り工程

塗装はすべて筆塗り。
メインにはファレホを使用し、要所でシタデルカラーを併用しました。
筆は模型用の面相筆と平筆を使い分け、広い面はブラシで時短しています。

下地塗り

全身にファレホ・ゲームカラー「エルフィックフレッシュ」を塗布。
この下地によって、後の色ノリが格段に良くなります。

肌色(ベースカラー)

モデルカラー「ベーシックスキントーン」を使用。
薄く重ね塗りを意識して自然な発色に仕上げました。

コスチューム(青)

上半身はゲームカラー「マジックブルー」。
瞳にもこのカラーを使い、クリアで凛々しい印象に。

マント・ブーツ・胸のマーク(赤)

ゲームカラー「ブラッディレッド」を使用。
ムラ防止のためにシタデルのラーミアンメディウムで薄めながら塗布。
艶やかで扱いやすい塗料です。

白・黄色の差し色

白部分はデッドホワイト(目・リストバンド・パンツ部分)。
マント内側はゴールドイエローを使用。鮮やかで隠ぺい力も高めです。

仕上げのディテール

額の「肉」マークはブラックで丁寧に描き込み、唇にはスクイッドピンクを使用。
細筆で慎重に塗り分けました。


塗装後の仕上げと完成レビュー

塗装時間は約50分。
仕上げにソフト99・ボデーペン クリアを全体に吹き付け、保護とツヤを調整。
乾燥後、台座を装着して完成です。

青いコスチュームに赤いマントが映え、造形の良さと塗装の発色が際立つ仕上がり。
小さなサイズながら、戦闘スタイルのキン肉スグルの魅力がしっかり表現できたと思います。


まとめ|当時物キン消しの魅力を今に伝える

今回は、「キン肉マン」レギュラーサイズ・パート2より、KINマーク入り戦闘服スタイルのキン肉スグルを水性アクリルでペイントしました。
当時物キン消しの味わいを活かしながら、現代の塗料でリフレッシュできるのもリペイントの楽しみです。

💬さらに詳しい制作過程や筆塗りのコツは、noteでも公開しています。
👉 noteで読む:「昭和キン消しの彩色日記

この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2025年10月9日

Posted by Mさん模活時間の記録