#831【消しゴム塗装】ブロッケンJr. (キン肉マン キン消しPART10)

今回は、当時物のレギュラーシリーズ・PART10、ブロッケンJr.です
夢の超人タッグ編、当時物のキン消しで、ジャケットを脱いだ状態の姿
水性アクリル塗料でペイントしました

この記事で伝えたい3つのPoint☆

・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART10 ブロッケンJr.
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

before~after

このブロッケンJr.がラインナップされたPART10のブックレットです
ちなみにこの小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
今回のブロッケンのほかにも、先日塗装したロビンマスクや、喧嘩マンの姿も。フォックスマンやサボテンマンなどちょっとマニアックな超人も複数体ラインナップ

ペイントするブロッケンJr.の消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黄ばみ、黒ずみは適度にありましたが、ペイントに影響するほどではなかったのでそのまま工程を進めていきました

高さ約4cm程度の消しゴム、人型超人ですが手足のディフォルメで問題なく自立します
右手はパー、左手グー。ハットと目元の付近が細かく、塗装に苦戦するところです

塗装後のレビューを先に

当時のアニメカラーを参考に、赤と黒を基調にしてカラーリングしました

可塑剤を抜く塗装前の下処理

下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る

水性アクリル塗料でペイント

そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄く全体に塗りました

台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています

一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました

ベースが完全乾燥したのち、今回は最初に台座プレートを上塗りです
シタデルカラーのテクニカル、特殊効果を表現するカラー種にある、砂質を粒子で再現する「アルマゲドンデューン」という塗料を使いました

刷毛で一気に塗りました

本体の彩色1つ目は赤です
ファレホのゲームカラー、ブラッディレッド
鮮やかなレッドカラー。扱いやすくて重用しています
今回はボディはほぼ全面、面積が大きかったですが、下地の白も効いて、一発で問題なく色が乗っていきました

白を上塗り。ファレホのゲームカラー、デッドホワイトです。
フェイス、腕部、ハットのドクロマークなど
粘性の高い、隠ぺい力強めの純白カラーです

黒です。ファレホのゲームカラーで、ブラック
ハットのひさし、サングラス、腕部、ベルト、ブーツなど

このあたりから細かい箇所のペイントが多くなってきます

ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

黒と見まがう濃いカラーですが、ハット、パンツはシタデルカラーのBASE、インキュビダークネスを使いました
藍色、という感じでしょうか
こちらも隠ぺい力の強いカラーです

フェイスの色違いで、今度も濃い青カラー
シタデルカラーのBASE、ザ・ファングを使いました

ハットの紋章とベルトのバックルに金
シタデルカラーのBASE、レトリビューターアーマーを使いました

シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます

塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました

筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら

塗装にかかった時間は約50分でした

塗装後

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です

まとめ~あわせて読みたい記事

ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、レギュラーシリーズのキン消し、PART10のブロッケンJr.、当時のアニメカラー、夢の超人タッグ編での姿、水性アクリル塗料でペイントしました

ブロッケンJr.は、リキシマンとモストデンジャラスコンビを結成してタッグトーナメントに参加しますが、スクリューキッドとケンダマンの乱入コンビの前に敗退

その後は、正義の心を取り戻し、正義超人軍の戦いを影ながらサポート、応援しました

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この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c