#653【当時物のキン消しを塗装】デカ消し・第4弾(D型)ベンキマン
今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第4弾、D型のベンキマンを塗装しました。
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる
・「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法
3体目の色塗りです。今回は超人図鑑も意識しつつ、クロームメタルも使ってみたカラーリングにしました
塗装の様子をYoutube動画で
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大敵の可塑剤を抜く塗装前の下処理
当時物、第4弾のデカ消しに封入されていたブックレットです。
キン骨マン、相棒のイワオ、モンゴルマン、ジャンクマンなど、なかなか個性的な面々の弾です。
丸越製の正規品にはこんな綺麗な封入物があったのは当時全然気にせず遊んでいましたね。
まずは塗装前の状態です。
経年の汚れ、黒ずみなどはありましたが塗装には影響のないレベルでした。
キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料+メタル塗装
そして塗装。です。
色塗りの様子はハイライト映像にまとめています。
工程は下地塗り~上塗りで大きく3工程あります。
シタデルカラー+ファレホで下地を作ります
まずはキンケシに直接、下地を作っていきます。
シタデルカラーのコントラスト、バシリカヌムグレイという塗料。
最終的に銀色に塗る手と、ボディ腰の部分(和式ベンキの前壁)の下地として着色しました。
白、青系の下地、アポシカリーホワイトです。
今回は、メインボディのタイル部分の下地に塗りました。
続いてスネークバイトレザー。
頭部のエラードオブジェの下地にしました。
ここまで塗ってきたシタデルカラーのコントラストという種類の塗料は、下地になる顔料を含みつつ、液体塗料なので隅には流れ込んでいって速く色分けができるため、上塗りの目安を付けるという意味でも大変重宝しています。
下地最後は黒、ファレホのゲームカラーでブラックです。
今回の塗装では、ボディの和式ベンキ、フェイス、腕部、脚部に塗りました。
上塗りするクロームメタル塗料が「濃い色の下地」を好むため塗ったカラーです
こちらがベンキマンの下地塗りに用いた塗料です。
シタデルカラー+ファレホで上塗り
上塗りもカラーごとに見ていきます。
まずはシタデルカラーの銀、アイアンハンズスティールです。
先にバシリカヌムグレイを塗った箇所に上塗りしました
エラードオブジェには茶色、モーンファングブラウンを塗りました。
隠ぺい力の強い、シタデルのBASE塗料です
筆は、基本は面相筆。面積が広くて余裕がある箇所は、模型用のブラシなどで時短させながら効率よく塗っていきました。
ボディは、ファレホのゲームカラー、グレイシャーブルーを塗りました
こちらは、前回の塗装の際にも使ったボディカラーです。
ここ数か月、これまでメインで使ってきたシタデルカラーと並行して、スペイン発の水性塗料ファレホを使うようになりましたが、シタデルよりも全体的に明るめのカラーが多い印象でキンケシの塗装仕上がりもだんだん明るくなってきました
ここで黒に上塗り。シタデルカラーのテクニカル、アードコートを使いました。
本来は「つや消し」マットで仕上がるシタデルカラーを「ツヤあり」に変える塗料です
このあと塗るクロームメタルが「ツヤあり」の下地を推奨するため塗りました。
クロームメタル・ブロンズ塗装
そして、クロームメタルペイント。グリーンスタッフワールドというところから出ている、筆塗り用に調合されたメタルペイント。今回使ったのはブロンズです。
塗装後は、埃が付かないよう乾燥させてから水性トップコートつや消しを吹き付けて、完全乾燥させて完成、トップコートの役割も果たします。
塗装後
塗装後がこちら。
メタルカラーが入って、ちょっと赴きの違うベンキマンに仕上がりました。
塗装シーンのみの映像をYoutube動画で
塗装シーンのみの動画
まとめ~あわせて読みたい記事
ベンキマンの超人強度は40万パワー。
古代インカ、ペルー出身の超人で、和式ベンキがモチーフ。
敵の大小関係なくありダンゴにしてして流す技を使います。
世界最古の水洗トイレを発明したベンキーヤ一族の超人とされています
というわけで、今回はでかキンケシ・第4弾から、ベンキマン3体目のペイントでした。
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