#586【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第2弾(B型)ネプチューンマン
今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第2弾、B型のネプチューンマンを塗装しました。
・ネプチューンマンのキンケシを、原作カラーの赤で塗装
・水性アクリル塗料、シタデルカラーの使い心地
・水性塗料で、キンケシを失敗せずに塗装する方法
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塗装前の下処理
まずは塗装前の状態です。
ずいぶん遊んだ後がありました。黒ずみ、汚れ、落書きのあと。ただ概ね色塗りには支障がないのでそのまま、いつも通り下準備をしていきました。
キンケシ・デカ消しの色塗りで使っている資材・道具はこちらの記事でまとめています。(塗料以外)
事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。
・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
水性塗料で色塗り
そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。
最初のカラーはベースカラーのレイス・ボーン。
露出している肌の部分、上半身、顔、腕、足と、頭髪に塗りました。
ネプチューンマンのこのデカケシは2体目の塗装。
前回はコスチュームをアニメ版に寄せた緑にしていたので、今回は原作版に寄せてみました。
こちらが今回の塗装で使用した塗料。
いつものように、主にホビー用水性アクリルのシタデルカラーで塗りました。
今回カラーリングの参考にしたのは学研の図鑑、超人です
塗装にかかった時間は約70分でした。
2色目は、コスチュームの縁、レッグカバー、リストバンド、目の下地としてコラックス・ホワイト。
グレーがかった白です。
今回は下地になったり仕上げ色になったりけっこう多彩な使われ方でした。
3色目は黒、アバドン・ブラック。
パンツと脚。
今回はさほど目立ちませんが重要なカラーです。
今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し大きめの箇所は思い切って模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。
ここで一部、目の部分の上塗りで、薄い青のブルーホラー。
先に下地を塗っておいた肌の色の上塗りで、キスレヴフレッシュを使いました。
キンケシの肌の色として使っているものでは、濃い、はっきりとした色目のほうです。
ここでメイン、原作版のコスチュームカラーで、赤・メフィストンレッドを塗りました。
頭髪の上塗りは、薄い黄色のドルンイエロー。
コスチュームについたトゲは、メタリックカラーのアイアン・ウォリアー。
最後にシェイドカラーの「ナルンオイル」で、全体に質感と陰影を出しました。
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートになります。
塗装後
塗装後がこちら。
塗装前は汚れが目立った今回のデカ消しも、ある程度きれいに塗れました。
動画でチェック!※塗装シーンのみ
塗装シーンのみの動画
ネプチューンマンと関連するキンケシ
ネプチューンマンは、イギリス出身の完璧超人で超人強度は2800万パワー。
正体は最強の超人、ケンカマン。マグネットパワーの使い手で、ヘルミッショネルズのクロスボンバーは何人もの超人のマスクをはがした強烈なインパクトの必殺技でした。
懐かしい面々のデカ消し・キンケシ。
まずは今回塗装と同じデカケシ。
ネプチューンマンを以前にアニメカラーで塗ったものです。
そしてキンケシ復刻版5から、サンダーサーベルを持った状態のネプチューンマンです。
2008年に発売されたキンケシです。
次にキン肉マン。
ネプチューンマンと同じ、デカ消しの第2弾でラインナップされた戦闘スタイルコスチュームのものです。
7人の悪魔超人の一人、アトランティス。
この辺りのデカ消しはあの頃子供だった世代の皆さんなら、一度は手にしたことがある超人だったかもしれないですね。
まとめ~あわせて読みたい記事
でかキンケシで第2弾に封入されていたブックレットです。
この弾は、今回塗装したネプチューンマンをはじめ、テリーマン、ジェロニモ、アシュラマン、サンシャインなど
主力どころの超人が目白押しの弾でした。
当時物、実際に封入されていた袋です。
あのころ、丸越の正規品だと、こんな感じで袋に入って駄菓子屋さん、おもちゃ屋さんで売られていました。
良き思い出です。
というわけで、今回はでかキンケシ・第二弾B型から、ネプチューンマンの色塗りでした。
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