80年代の超人を筆でよみがえらせる ─ 丸越製でかキンケシ・ジェロニモを塗る#509

2023年2月14日

1980年代、駄菓子屋の棚に並んでいた“でかキンケシ”。
その中でも存在感を放ったB型ジェロニモを、水性アクリルのシタデルカラーで筆塗りしました。
丸越製の9cmフィギュアが、時を越えて再び息を吹き返します。
当時の質感を残しながら、今の手で仕上げる“懐かしの超人再生”プロジェクトです。

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Point☆

🟤①「当時物の味わいを残しつつ、現代の塗装技術で蘇らせた点」

1980年代当時の丸越製「でかキンケシ」ジェロニモを、
現代のホビー塗料(シタデルカラー)と筆塗り技法でリメイク。
懐かしさと新しさが共存する“リバイバル塗装”が最大の見どころです。

🟤②「丁寧な下処理と工程紹介による“実践的塗装記録”」

煮沸・ベンジン処理・下地作りなど、
消しゴム素材特有の下処理工程を具体的に紹介。
同様の素材を扱うホビーユーザーにとっても役立つ実践的な内容です。

🟤③「キャラクター愛と80年代ホビー文化へのオマージュ」

ジェロニモというキャラクターの背景や思い出を交えながら、
80年代の駄菓子屋文化・当時の空気感まで描写。
単なる塗装記事ではなく、“昭和ホビーへの愛”が伝わる読み物になっています。

塗装前の下処理

まずは塗装前の状態です。

ここから、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。

・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る

そして塗装。です。

塗装の際の様子

塗装の様子をハイライトで

シンプルな色分けですが、けっこう色の数は使っています。
こちらが今回の塗装で使用した塗料等。
いつものように、ホビー用水性アクリルのシタデルカラーを使っています。

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートです。

塗装後

塗装後がこちら。

ジェロニモについて

ジェロニモは、アメリカ合衆国・オクラホマ出身のもともとは人間だった正義超人。
超人強度は83万パワーの設定です。
必殺技はアパッチの雄たけび。
黄金のマスク編でサンシャインと戦いました。タッグ編でのパートナーはあのテリーマン。
キン肉星王位争奪編では、決勝の大阪城で、なんとキン肉マンチームの「副将」としてオメガマンと死闘を演じました。

まとめ

アニメカラーで「茶色」というイメージでしたが、色塗りにあたって肌と髪の色の違い、あらためて
考えさせられました。
いい色合いにできたかなと思います。

でかキンケシの当時物、こういう台紙が封入されていたものもあったんですね。
当時は気にしていなくて、あっても捨てていたか、台紙の入ってないものを駄菓子屋さんなんかで
買っていたことも多かった記憶です。

というわけで、今回はでかキンケシ第2弾から、ジェロニモ。でした。

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この記事を書いた人
本サイト運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2023年2月14日

Posted by Mさん模活時間の記録