80年代の超人を筆でよみがえらせる ─ 丸越製でかキンケシ・ジェロニモを塗る#509
1980年代、駄菓子屋の棚に並んでいた“でかキンケシ”。
その中でも存在感を放ったB型ジェロニモを、水性アクリルのシタデルカラーで筆塗りしました。
丸越製の9cmフィギュアが、時を越えて再び息を吹き返します。
当時の質感を残しながら、今の手で仕上げる“懐かしの超人再生”プロジェクトです。
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🟤①「当時物の味わいを残しつつ、現代の塗装技術で蘇らせた点」
1980年代当時の丸越製「でかキンケシ」ジェロニモを、
現代のホビー塗料(シタデルカラー)と筆塗り技法でリメイク。
懐かしさと新しさが共存する“リバイバル塗装”が最大の見どころです。
🟤②「丁寧な下処理と工程紹介による“実践的塗装記録”」
煮沸・ベンジン処理・下地作りなど、
消しゴム素材特有の下処理工程を具体的に紹介。
同様の素材を扱うホビーユーザーにとっても役立つ実践的な内容です。
🟤③「キャラクター愛と80年代ホビー文化へのオマージュ」
ジェロニモというキャラクターの背景や思い出を交えながら、
80年代の駄菓子屋文化・当時の空気感まで描写。
単なる塗装記事ではなく、“昭和ホビーへの愛”が伝わる読み物になっています。

塗装前の下処理
まずは塗装前の状態です。



ここから、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。

・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる
・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く
・乾燥させて、Mr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る
そして塗装。です。
塗装の際の様子
塗装の様子をハイライトで
シンプルな色分けですが、けっこう色の数は使っています。
こちらが今回の塗装で使用した塗料等。
いつものように、ホビー用水性アクリルのシタデルカラーを使っています。

塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアーを吹き付けて乾燥させ、完成。
これがトップコートです。

塗装後
塗装後がこちら。



ジェロニモについて
ジェロニモは、アメリカ合衆国・オクラホマ出身のもともとは人間だった正義超人。
超人強度は83万パワーの設定です。
必殺技はアパッチの雄たけび。
黄金のマスク編でサンシャインと戦いました。タッグ編でのパートナーはあのテリーマン。
キン肉星王位争奪編では、決勝の大阪城で、なんとキン肉マンチームの「副将」としてオメガマンと死闘を演じました。
まとめ
アニメカラーで「茶色」というイメージでしたが、色塗りにあたって肌と髪の色の違い、あらためて
考えさせられました。
いい色合いにできたかなと思います。
でかキンケシの当時物、こういう台紙が封入されていたものもあったんですね。
当時は気にしていなくて、あっても捨てていたか、台紙の入ってないものを駄菓子屋さんなんかで
買っていたことも多かった記憶です。
というわけで、今回はでかキンケシ第2弾から、ジェロニモ。でした。
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