#329【キン消し塗装】ブラック・ナイト(キン肉マンパート9 No.134)
今回は、当時物のレギュラーシリーズ・PART9、ブラックナイトです
テレビアニメスペシャル、7人の正義超人vs宇宙野武士に登場した敵キャラクター
水性アクリル塗料でペイントしました
・キン肉マン消しゴム、ゴム消しフィギュアをペイントすると「ベタベタ」になる→「ベンジン」を使って可塑剤を抜きます
・キン消しレギュラーシリーズPART9 ブラックナイト
・水性塗料で、昭和レトロ・昔のキン消しを失敗せずに塗装する方法

制作の様子をYoutube動画で
塗装の際の動画
before~after
このブラックナイトがラインナップされたPART9のブックレットです
ちなみにこの小冊子そのものは、当時を再現した復刻版
後年に発売されたコンプリートBOXの付録でした。
今回のブラックナイトのほかにも、同じく7人の正義超人vs宇宙野武士に登場した敵キャラクター、ちょっとマニアックな超人も複数体ラインナップ


ペイントするブラックナイトの消しゴムの塗装前です
ペールオレンジの仕様、経年の汚れ、黄ばみ、黒ずみは適度にありましたが、ペイントに影響するほどではなかったのでそのまま工程を進めていきました



高さ約4cm程度の消しゴム、左手に武器・弓を持った造形ゆえ、バランスが難しいですが、手足のキン消しらしいディフォルメで、問題なく自立をします
塗装後のレビューを先に



PART9のブックレット掲載塗装済みモデルを参考に、少しオリジナル要素を加えて彩色をしてみました
可塑剤を抜く塗装前の下処理
下処理から、塗装の様子は記録していますのでここから詳しくご覧ください

消しゴムフィギュアの塗装はおよそこんな流れで下処理を行います

煮沸して整形し、表面の埃や、余計な油分を落とす

ベンジンに浸け込み、可塑剤・塩ビを柔らかくする薬剤を抜く

乾燥させ、Mr.スーパークリアつや消しを吹き、塗装の下地を作る
水性アクリル塗料でペイント
そして塗装です
塗装の様子はダイジェストで、使用したカラーごとに見ていきます

まずは下地の塗装として、シタデルカラーのLAYER、ホワイトスカーを水で溶いて薄く全体に塗りました
台座にするプレートにも同様に塗りました
プレートのサイズは、直径3cmのものを使用しています
一度の塗入れは、刷毛を使って一気に塗るので、2、3分あればできてしまいます
この形が塗装効率がぐんと上がるので、最近は全面に白を塗るこのペイントスタイルが定着しました

ベースが完全乾燥したのち、露出しているフェイスの肌カラーから塗装をスタート
シタデルカラーのBASE、ラットスキンフレッシュです
赤みの強いフレッシュカラー。あまり使う機会は少ない塗料です

続いて手、足の一部に水色
ファレホのゲームカラー、サンライズブルーを使いました
このあたりは先の白の下地が効いてうまく色が乗りました

青で色味を変えて、シタデルカラーのBASE、カレドールスカイです
明るいブルーのカラー
粘性高く、隠ぺい力強いので、扱いやすい重宝している青です
ナイトの兜、肩アーマー、脚部など塗るところはそこそこありました

ボディや腕部などに、シタデルカラーのBASE、グレイナイトスティールを使いました
青みを帯びたメタリックのカラーです

意外とアクセントになって、今回の塗装のポイントになった気もする金色です
シタデルカラーのBASE、レトリビューターアーマーを使いました
この金の塗装においても、白の下地が効きました

口、そして背中に背負った矢にも濃い赤を
シタデルカラーのBASE、コーンレッドを使っています

赤の2色目は、左手に持った弓に、ファレホのゲームカラーでブラッディレッドです
こちらは鮮やかなレッドカラー

頭部、頭頂部は銀です
ファレホのゲームカラー、シルバーを使いました

本体の彩色、最後は黒です
ファレホのゲームカラー、ブラックです
瞳は極細筆で丁寧に
背中の矢のケース、パンツ、足元、ひざなど各所に塗り入れました
ファレホは、スペイン発祥の高性能水性アクリル塗料
少々塗膜の薄いところがありますが、明るい色数も多く、隠ぺい力は強いので、フィギュアやプラモデルの塗装に最適です

最後は台座プレートを上塗りです
シタデルカラーのテクニカル、特殊効果を表現するカラー種にある、土、泥を粒子で再現する「スターランドバトルマイア」という塗料を使いました
シタデルカラーは、イギリス生まれの水性アクリル塗料で、ミニチュア・ホビー用のカラー
BASE、LAYER、コントラスト、シェイド、テクニカルと、用途に応じて様々な種類の塗料があります
粘性が高く隠ぺい力の強いカラーが多いので、下地の色を気にせずに塗装ができます
塗料は水性アクリルのファレホとシタデルカラーを併用しました
筆は基本は模型塗装用の面相筆、面積の広い箇所は、刷毛などを使って時短させ、効率よくペイントしました

この塗装で用いた塗料はこちら
塗装にかかった時間は約70分でした
塗装後
塗装後は、ソフト99コーポレーションのボデーペン、クリアを全体に吹き、乾燥させます

台座をつけて、塗装後です


ということで今回は、当時物、キン肉マンの消しゴム、レギュラーシリーズのキン消し、PART9の宇宙野武士の一人・ブラックナイト、水性アクリル塗料でペイントしました
まとめ~あわせて読みたい記事
ブラック・ナイトは、オリジナルアニメシリーズ「決戦!7人の正義超人vs宇宙野武士」の登場キャラクターの一人。
このキン消しレギュラーシリーズPART9は、この物語の登場キャラが多数ラインナップでした

「決戦!7人の正義超人vs宇宙野武士」はTVスペシャルで放映された、なかなかの名作。
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