#595【当時物のキン消しを塗ろう】デカ消し・第6弾(F型)スプリングマン

2023年5月30日

今回は1980年代、当時物のでかキンケシ、株式会社丸越さんから発売されたシリーズの第6弾、F型のスプリングマンを塗装しました。

Point☆

・悪魔超人、スプリングマンの丸越製・デカ消し
・アルコール系クロームメッキペイントでキンケシを塗装してみる
・水性塗料で、キンケシを失敗せずに塗装する方法

2回目となる、クロームメッキペイントへのチャレンジです。

動画でチェック!

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塗装前の下処理

まずは塗装前の状態です。
経年の汚れ、くすみなどはありましたが、全体的には保管状態は良好で綺麗でした。

事前準備として、こんな工程で塗装前の下処理をしていきます。

・煮沸して形を整え、表面のホコリや汚れをとる

・ベンジンに漬け込み、可塑剤(塩ビを柔らかくする薬剤)を抜く

・乾燥させて、全体にMr.スーパークリア―つや消しを吹き付けて塗装下地を作る

塗装(クロームメッキペイント)

そして塗装。です。
色塗りの様子はダイジェストにまとめていますので見ていきましょう。

目の部分に下地となるレースボーンというカラーを塗りました。

スプリングマンのカラーで手・脚は青ということで、今回はマクラーグ・ブルーというカラーを塗りました。

ボディ、クロームメッキペイントする下地として、まずは黒のアバドンブラックを塗りました。

この黒のカラーは顔料が多く含まれている隠ぺい力高い塗料。
キンケシの地に、すいすい着色していきます。

鏡面効果を発揮するために推奨されるのが「ツヤあり」の暗い塗料。
黒ということで色味はクリア。
本来はつや消しとなるシタデルカラーなので、このあとひと手間かけて「ツヤあり」にしていきます。

塗っていて、全面ブラックのスプリングマンもなかなか味わいあっていいなと思いました。

黒を塗りきって乾燥させて、次の行程に移ります。

シタデルカラーの「テクニカル」という種類の塗料に、「アードコート」という商品があります。
本来はつや消しとなるシタデルをツヤありにしてしまう、表面塗膜の塗料です。
これを上塗りしました。

少しドロッとした糊のような液体塗料。
これを、あまり厚くはならないように、黒を塗った箇所にもれなく塗っていきました。

そして、またしっかりと乾燥させました。

現在使っている手持ちの塗料で一番いい組み合わせを、一度「ダイヤマン」のキンケシで試してみてこのアバドンブラック+アードコートが良さそうだったのでこの手順にしました。

目の描き込みをマッキーケア・ブラックで行いました。

ここで、目の上塗りを黄色・フラッシュギッツイエローで。

そして、クロームメッキペイントです。
グリーンスタッフワールドから出ている、珍しい筆塗り専用と書かれたアルコール系塗料です

少し多めに塗料を落とし、塗っていきます。
ツヤありの黒、の下地にしていることで、見た目も鮮やかにメッキ仕上げになっていきます。

塗膜の厚みや塗るスピードなどがコツが要りそうなのでまだまだ改善の余地はありそうですがひとまずそれらしい仕上がりになってきました。

こちらが今回の塗装は、ホビー用水性アクリルのシタデルカラー+グリーンスタッフワールドのクロームメッキペイントです。

カラーリングの参考にしたのは学研の図鑑・超人。

塗装にかかった時間は3工程あわせて約30分でした。

今回の塗装では、色の境目や細かなところを面相筆で、少し大きめの箇所は思い切って模型用ブラシで、そしてさらに細部は、先端を糊で固めた細筆を使って塗装していきました。

塗装後はホコリが付かないように完全乾燥させて、クリアーがけ、トップコートは行いませんでした。
乾燥させた後、柔らかい布で少し磨いています。

塗装後

塗装後がこちら。
塗りムラなどまだありますがこんな感じ。メッキペイントはさらに改善を加えて次やってみようと思います。

動画でチェック!※塗装シーンのみ

塗装シーンのみの動画

スプリングマンと、関連する超人

スプリングマンはばね状玩具がモチーフの悪魔超人で、超人強度は320万パワー。
鋼鉄製のばねで敵を締め上げる「デビルトムボーイ」が必殺技。
リキシマンやモンゴルマンと対戦した7人の悪魔超人の一人。

懐かしい面々のデカ消し。
今回は、7人の悪魔超人シリーズ。

まずはステカセキング。
最初に東京タワーでキン肉マンと戦った悪魔超人です。

そしてデカ消しでは第1弾でラインナップされたブラックホール。

最後にアトランティス。
アイドル超人対悪魔超人のシリーズでは、上野不忍池でロビンマスクと対戦しました。

まとめ~あわせて読みたい記事

でかキンケシで第6弾に封入されていたブックレットです。
この弾は、今回塗装したスプリングマンをはじめ、キングコブラやオイルマン、サタンが憑依したバッファローマン
など多彩な顔ぶれの弾でした。

当時物、実際に封入されていた袋です。
あのころ、丸越の正規品だと、こんな感じで袋に入って駄菓子屋さん、おもちゃ屋さんで売られていました。
100円握りしめて買いに行った記憶が残っています。

というわけで、今回はでかキンケシ・第6弾F型から、スプリングマンのクロームメッキペイントでした。

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この記事を書いた人
m3-c blog運営者

京都府出身、現在東京都江東区住まいの40代半ばのパパさんです。
コロナ禍もあって30年ぶりに模型製作に取り組み始めました。
1980~90年代にワクワクしたヒーローたちのホビーを中心に仕事の合間に飽きない程度に作って情報アップしています。

2023年5月30日

Posted by 朝4時起きから始める模活 m3c